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季刊「モーツアルテイアン」第77号

 
2011.06.01. モーツアルテイアン・フェライン発行

  


 季刊「モーツアルテイアン」第77号のご紹介 


………も く じ……… 

 1、大震災とモーツァルテイアン・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・若松茂生

 2、ワイン鼎談(10)ピァノ・ソナタK282・K283・K284・・・久元祐子十真部淳十沢田義博

 3、モーツァルティアン渋谷=グレン・ロック対談・・・・・・・川口ひろ子十若松茂生

 4、映画「ナンネル・モーツァルト-哀しみの旅路-」について・・・・・・・沢田義博

 5、E・フィッシャーの演奏を聴く・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・石津勝男

 6、モーツァルト・ピアノ協奏曲列伝(その6)第24番~第27番・・・・・・・・宮崎宇史

 7、パウル・クレーとモーツァルト・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・若松茂生

 8、モーツァルトの初期のオペラを聴こう(その2)・・・・・・・・・・・・・若松茂生

 9、無事だった7500枚のLPと真空管アンプ・・・・・・・・・・・・・・・・佐山虎雄

 10、初めて体験した大震災_モーツァルティアンとして土木技術者として・・・倉島収

 11、余震と放射能におぴえる・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・川口ひろ子


(表紙の楽譜:オペラ『ドン・ジョバンニ』序曲の自筆楽譜冒頭ぺ一ジ) 


 


エデイターより(77号編集後記) 


■僕は2001年9月11目、マンハッタンにいてワールド・トレード・センターの同時テロ事件に遭遇、ミッドタウンを右往左往しましたが、それから丁度10年後の2011年3月11目に起きた目本の大震災は、昼夜正反対のグレン・ロックにおり、まさに「対岸の火事」でした。しかし、津波の恐ろしさ、原発の危険さをインターネットを通じて日々経験、不安な毎日を過ごしました。いまだに余震が続き、原発も安心できる状態とはほど遠く、日本の皆様はさぞ不安な毎目を過ごされていることかとお察しいたします。仙台の会員、佐山さんが「大震災とモーツァルティアン」で生々しい体験記を書いて下さいました。幸い7,500枚のLPと真空管アンプなどのオーディオは無事だったというお話から、一転1960年代の欧州の音楽遍歴のお話に転調するところは、まさにモーツァルトの手紙のようです。倉島さんと川口さんからもモーツァルティアンとしての大震災体験の原稿をいただきました。

■ワイン鼎談はピアノ・ソナタの第二回目。K282,283,284をとりあげています。モーツァルティアン対談では副会長の川口さんとオペラの魅力を中心に楽しいお話をさせていただきました。それにクレーとモーツァルトの話、当会の顧問をしていただいている久元さんの素晴らしさについて話がはずみました。久元さんは今年度から国立音楽大学の准教授に就任され「鍵盤楽器講義(演奏解釈)」の講座をご担当され、4月18日にピアノ協奏曲第27番について講義なさったそうです。ブログに「自筆譜では、ピアノとオーケストラがあえてずれてしまうように書かれた箇所があり、モーツァルトの特別の意図か、それとも単なる書き間違えか、、、等々、解釈をしていく遇程は、パズルを解いていくような、あるいは推理小説を読み解くような面白さがあります。そのような自筆譜と出版譜の相違点を、実際に弾きながら考えてみました」とお書きになっています。いつか詳しく久元さんのお話を伺いたいものです。

■沢田会長は、第74号に興味深いナンネル論をお書き下さいましたが、今回は、ナンネルの映画の評論です。史実と異なるフィクションの部分を指摘なさっていて、この映画を鑑賞する上でたいへん参考になると思います。

■好評連載が2本。石津さんは、往年の名ピアニスト、エドウィン・フィッシャーとドナルド・キーンについてのエッセイです。フィッシャーのピアノ協奏曲第22番K482は僕も愛聴していますが、いかんせんLP復刻盤。SPで聴いたらどんなに素晴らしいのだろうと羨ましく思っています。第22番には1954年のオランダ室内管弦楽団を指揮しながら弾いた実況録音盤もあり、これも素晴らしい演奏です。宮崎さんのピアノ協奏曲列伝は最終回になりました。長い間ユニークで感性豊かなピアノ協奏曲論をありがとうございました。

■「モーツァルトの初期のオペラを聴こう」は続編、40年モーツァルトを聴いてきても、なかなか身近にならない初期のオペラですが、毎年最低一回ずつはじっくり聴いてみたいと思っています。             (2011年5月1日グレン・ロック若松茂生)

 

 


 

モ-ツァルテイアン・フェライン会報 第77号(季刊) 

   2011.06.01発行禁転載

1、「発行人」:若松茂生、「編集人」:若松茂生+木村好伸

2、「編集部」:〒155-0031世田谷区北沢4-17-2  木村好伸方 

3、特別会費 \500


 

 


季刊「モーツァルティアン」第78号原稿募集

モーツアルト関係の音楽論、音楽随想、音楽評論など自由

 締切目:2011年7月20日・発行予定:2011年9月1日

*原稿は原則ワードファイル(標準設定フォーム)をEメールにてお送り下さい。

*送り先は若松swaka@ginga.netまたは木村:flkimura@jcom.home.ne.jp

 *郵送の場合は編集部まで:〒155-0031世田谷区北沢4-17-2 木村好伸方

 

 

 

モーツァルティアン・フェライン新会員募集中 

名誉会長:若松茂生、会長:澤田義博、副会長:石津勝男、倉島収、川口ひろ子、 

顧問:久元祐子(ピアニスト)、田辺秀樹(一橋大学教授)、森治夫(会員)

主な活動:季刊「モーツァルティアン」と月報「事務局レター」の発行、月例会の開催、 

年会費(入会金なし):正会員5,000円、学生会員2,500円、*例会費は別途実費が必要、

お問い合わせ:倉島収:04-7191-0500(TEL&FAX)

ホームページ:http://www.geocities.jp/mozartian_verein/ 

季刊「モーツアルテイアン」第76号

 
2011.03.01. モーツアルテイアン・フェライン発行

  


 季刊「モーツアルテイアン」第76号のご紹介 


………も く じ……… 

 1、インターネット時代のモーツァルト・・・・・・・・・・・・・・・若松茂生
 2、ワイン鼎談(その9) ピアノ・ソナタ K279・K280・K281・・久元祐子十真部淳十沢田義博
 3、モーツァルティアン高田馬場=グレン・ロック対談・・・・石井邦道十若松茂生
 4、「モーツァルト全集から始まる20年」-バッハ、武満徹、林光の全集まで-・・・大原哲三
 5、モーツァルト・ピアノ協奏曲列伝(その5)第19番~第23番・・・・・・宮崎宇史
 6、スイスの旅 印象記・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・石津勝男
 7、宇宙とモーツァルト・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・若松明代
 8、モーツァルトのピアノ協奏曲の推薦盤・・・・・・・・・・・・・・石井邦道
 9、ピアノ協奏曲:私の推薦盤(アンケート)・・・モーツァルティアン・フェライン300回記念新年会
 10、ピエ-ル・ロラン・エマールの2台のピアノ協奏曲K.365の映像を見る・・・倉島 収


(表紙の楽譜:弦楽四重奏曲第23番K590『プロイセン王第3番』の自筆楽譜冒頭ぺ一ジ) 


 


エデイターより(編集後記) 


■モーツァルティアン・フェラインの例会が300回を迎え、沢田会長のご尽力で1月15日に記念新年会が盛大に開かれました(45ぺ一ジ参照)。お忙しい中ご出席くださった久元先生がブログでこの新年会について次のようにご紹介下さいました。
  《300回という記念すべき新年の例会です。モーツァルトを愛する会員みなさんの熱い情熱に支えられ、回数を重ねて来られました。グランドパレスホテル「牡丹の間」には、新年と300回をモーツァルトとともに祝う会員の笑顔と歓声があふれ、にぎやかです。私は、早めにお伺いし、クラヴィコードの準備やらリハーサルなどをさせていただきました。クラヴィコードでソナタを一つ、そして顧間の田辺秀樹先生とモーツァルトのK521の連弾です。
  田辺先生が一言。「連弾は、ふつうは、男性が下、女性が上の場合が多いのです。モーツァルトとお姉さんの連弾のときもそうでした。ですが、今日は、逆で弾きます。そういう逆の例として、この曲の連弾ライブで見たことがあるのが、アルゲリッチとキーシンです。ヒサモトさんが、アルゲリッチ。私は、かわいいキーシン坊やです」に会場は大爆笑!
 このあと先生お得意のウィーンもの。「ウィーンわが夢の街と現実?!」などでブラボー。私のほうは、日本ものでお正月を寿ぎ、同級生の作曲家、松尾祐孝さんの「雅」を弾かせていただきました。フェラインのメンバーのみなさんとお話していると、モーツァルトが生活の一部になっておられる方がほとんどだということがわかります。澤田会長さんの「400回記念を目指し、さらなる結束を!」の呼びかけに「モーツァルティアン・フェライン万歳!」で会がお開きとなりました。400回、500回、とさらなる発展をお祈り申し上げます。》

  僕は田辺先生から次のようなメールをいただきました。ここでこっそりご紹介。
 《ながらくクラッシックを弾いていなかったので、にわか練習ではやはりダメでズッコケ通しの連弾でした。久元さんに申し訳ない気持ちで一杯です。》
  しかし、「酒席ピアニスト」として、ウィーンの音楽で会員みんなを夢の世界に連れて行ってくれたことでしょう。

■いよいよ新メンバーによる「ワイン鼎談」が始まりました。ピアノをお弾きになる会員の真部さんが加わってますます興味深い議論が展開されています。  久元先生がお話になっているデムスのエピソードに深い感銘を受けました。デムスのモーツァルトもむろん素晴らしいですが、僕はシューマンも抜群だと思って聴いています。特に若い頃の録音(1950年代初め)が素晴らしく、聴くたびに感動しています。彼は1928年生まれですから25歳前後の録音です。あの皮肉屋のグルダも、シューマンだけはデムスにかなわないと言っていたそうです。

■山崎さんのご苦労で大原哲夫氏の講演録が掲載でき、貴重な情報を文字にして残すことができました。大原氏は金字塔的なモーツァルト全集のあとも精力的にバッハ全集を成功させ、武満徹全集、」林光全集とエネルギッシュな活動を展開されました。

■今回はたくさんの原稿が集まり、8ぺ一ジ増やして表紙を含め52ぺ一ジの豪華版になりました。
(2011年2月1日 グレン・ロック若松茂生)

 

 


 

モ-ツァルテイアン・フェライン会報 第76号(季刊) 

   2011.03.01発行禁転載

1、「発行人」:若松茂生、「編集人」:若松茂生+木村好伸

2、「編集部」:〒155-0031世田谷区北沢4-17-2  木村好伸方 

3、特別会費 \500


 

 


季刊「モーツァルティアン」第77号原稿募集

モーツアルト関係の音楽論、音楽随想、音楽評論など自由

 締切目:2011年4月20日・発行予定:2011年6月1日

*原稿は原則ワードファイル(標準設定フォーム)をEメールにてお送り下さい。

*送り先は若松swaka@ginga.netまたは木村:flkimura@jcom.home.ne.jp

 *郵送の場合は編集部まで:〒155-0031世田谷区北沢4-17-2 木村好伸方

 

 

 

モーツァルティアン・フェライン新会員募集中 

名誉会長:若松茂生、会長:澤田義博、副会長:石津勝男、倉島収、川口ひろ子、 

顧問:久元祐子(ピアニスト)、田辺秀樹(一橋大学教授)、森治夫(会員)

主な活動:季刊「モーツァルティアン」と月報「事務局レター」の発行、月例会の開催、 

年会費(入会金なし):正会員5,000円、学生会員2,500円、*例会費は別途実費が必要、

お問い合わせ:倉島収:04-7191-0500(TEL&FAX)

ホームページ:http://www.geocities.jp/mozartian_verein/ 

季刊「モーツアルテイアン」第75号

 
2010.12.01. モーツアルテイアン・フェライン発行

  


 季刊「モーツアルテイアン」第75号のご紹介 


………も く じ……… 
 

 1、300回を迎えるモーツァルティアン・フェライン例会・・・・・・若松茂生

 2、モーツァルティアン神田=グレン・ロック対談・・・・石津勝男十若松茂生

 3、名演奏をたずねて「ピァノ協奏曲第27番」変口長調K595・・・・近藤光宏

 4、映像によるオペラ「フィガロの結婚」K492の全て・・・・・・・倉島 収

 5、モーツァルトの初期のオペラを聴こう・・・・・・・・・・・・若松茂生

 6、大原哲夫二「モーツァルト全集から始まる20年」パッハ、武満徹、林光の全集まで

 


(表紙の楽譜=弦楽四重奏曲第22番K589『プロイセン王第2番』の自筆楽譜冒頭ぺ一ジ)


 


エデイターより(編集後記) 


エディターより 

■モーツァルティアン対談シリーズは僕と同じ下町ちの先輩、石津さんと楽しいお話をしました。モーツァルトはもちろんですが、マニアックなレコード収集、尾崎喜八などの本集め、山歩きと共通の趣昧が多いことに驚きました。石津さんと話していると話題が尽きません。人生の節目でモーツァルトが重要な役割を果たしたというエピソードに深い感銘を受けました。

■今号では「ピアノ協奏曲:私の推薦盤のアンケートを募集したのですが、3人の会員からしか回答がなく、最低10人の回答はほしいので次号に繰り延べました。しかし、このアンケートの募集をきっかけに近藤さんがピアノ協奏曲第27番の素晴らしいディスコロジー(演奏比較批評)を寄稿してくれました。何と43種ものレコード、CDをとりあげ、その各々に適確なコメントをなさっています。シュナーベルの録音は『凄い』歴史的名演だと評価されているのにはまったく同感。僕もモーツァルトを聴き始めた頃にシュナーベルを熱心に集め、古きよき時代の味わい深い演奏に感動していました。「温故知新」の名演奏です。ワルターとの第22番の実況盤(1942年)も『凄い』演奏(特に第2楽章)ですし、ロジンスキーとの第23番実況盤(1944年)は、第3楽章で演奏が中断するというハプニングがある面白い盤(文楽にならなくてよかった?!)。ギーゼキング/カンテルリの実況盤も高く評価されています。この盤はまさに隠れた名盤で我家の長年の愛聴盤。ゼルキン/シュナイダーのシュナイダーの伴奏は、フリッチャイと並ぶ名演だと思っています。僕はアニー・フィソシャーのレコードを随分集めたのですが、どういうわけか第27番がレコード棚にありません(汗)。是非聴いてみたい録音です。皆さんもこのディスコロジーを指針に是非第27番をたくさん聴いてください。

■倉島さんのライフ・ワーク、映像シリーズは「フィガロ」。全映像25組を詳しくコメントされ、倉島さんの情熱がひしひしと伝わってきます。「フィガロ」映像完全リストは資料としても歴史に残るたいへん貴重な労作です。

■モーツァルトは全部聴いたと豪語なさるモーヅァルティアンでも』初期のオペラをどれくらい聴きこんでいるかというと怪しいものです。僕にとっても初期のオペラはまだまだ未知の世界、新しい発見をたくさん含んでいるような気がします。いい演奏録音がないということも頻繁に聴かない理由ですが、熟年モーツァルティアンにとって大きな課題です。

■1O月の例会で小学館モーツァルト全集の編集長大原さんが講演なさいました。山崎さんの短い例会報告からでも大原さんのエネルギーが伝わってきます。モーツァルト全集は1万セット45億円の大ヒット。そのヒットのおかげで僕たちの「モーツァルト全作品ディスコグラフィ」の出版が実現したというのは隠れたエピソードです。あんなにマニアックで1万円近くもする本が出せたことは奇跡と言えるでしょう。これも大原さんの情熱のおかげだといまだに感謝しています。

■石津さん、宮崎さんの連載シリーズは休載。ワイン鼎談は次号に掲載予定です。

(2010年11月1日 グレン・ロック 若松茂生)

 

 


 

モ-ツァルテイアン・フェライン会報 第75号(季刊) 

   2010.12.01発行禁転載

1、「発行人」:若松茂生、「編集人」:若松茂生+木村好伸

2、「編集部」:〒155-0031世田谷区北沢4-17-2  木村好伸方 

3、特別会費 \500


 

 


季刊「モーツァルティアン」第76号原稿募集

 特集「ピアノ協奏曲:私の推薦盤」(継続募集)、音楽論、音楽随想、音楽評論など自由

 締切目:2011年1月20日・発行予定:2011年3月1日

*原稿は原則ワードフィアル(標準設定フォーム)をEメールにてお送り下さい。

*送り先は若松swaka@ginga.netまたは木村:flkimura@jcom.home.ne.jp

 *郵送の場合は編集部まで:〒155-0031世田谷区北沢4-17-2 木村好伸方

 

 

 

モーツァルティアン・フェライン新会員募集中 

名誉会長:若松茂生、会長:澤田義博、副会長:石津勝男、倉島収、川口ひろ子、 

顧問:久元祐子(ピアニスト)、田辺秀樹(一橋大学教授)、森治夫(会員)

主な活動:季刊「モーツァルティアン」と月報「事務局レター」の発行、月例会の開催、 

年会費(入会金なし):正会員5,000円、学生会員2,500円、*例会費は別途実費が必要、

お問い合わせ:倉島収:04-7191-0500(TEL&FAX)

ホームページ:http://www.geocities.jp/mozartian_verein/ 

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