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季刊「モーツァルテイアン」第81号

 
2012.06.01. モーツァルテイアン・フェライン発行

  


 季刊「モーツァルテイアン」第81号のご紹介 


………も く じ……… 

 1、モーツァルトと東欧(2)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・山崎博康

2、ワイン鼎談(最終回)K545・K570・K576・・・・久元祐子十真部淳十沢田義博

3、モーツァルトのセレナード・ディヴェルティメントの楽しみ・・・・石津勝男

4、オーケストラの楽器配置について(第2回)・・・・・・・・・・・真部 淳

5、僕のモーツァルト・オペラ決定盤・・・・・・・・・・・・・・・・若松茂生

6、映像によるオペラ「ドン・ジョヴァンニJK588の全て(その1)・・・倉島 収

 

 表紙の楽譜:《ドン・ジョヴァンニl第2幕第18曲

     ツェルリーナの薬屋のアリア

 


 


エデイターより(81号編集後記) 


■アメリカに来てから10年以上毎週日曜日は「朝飯前の山歩き」に出かけ、好きなルートを2時間歩き四季の自然の移ろいを肌で感じてくる。今は新緑の季節。広葉樹ばかりの山の上は薄緑の葉におおわれ、山道も緑色に見えるほどである。アップダウンの多い山道を歩いていると鹿が白い尾を立てて優雅に走っていくのに出会ったりする。一度熊の親子と遭遇したことがあるので、熊よけの鈴を鳴らして歩いている。自然は奥 深くいつも感動を与えてくれる。10年以上同じ道、同じ木々、同じ景色を眺めているのにいつも新鮮に感じるのはなぜだろう。これが自然の偉大さなのだ。モーツァルトの音楽にも同じことが言える。僕の場合LP時代にとどまったまま同じレコードを何回となく聴いている。不思議なことに何度聴いても新鮮で、新たな発見があり感動がある。自然と同じようにモーツァルトの偉大さがこんなところでも分かるような気がする。 家の庭ではつつじが満開で、芍薬の花の蓄が今にも開きそうだ。花水木の白い花は散り始めた。外のデッキで緑に囲まれ小鳥のさえずりを聴きながら遅い朝食をとるのが楽しみである。風薫る五月。万緑の季節である。モーツァルトの音楽はいつでも風薫る万緑の爽やかさを伝えてくれる。

■「モーツァルトと東欧」は第2回。またまた山崎さんが素晴らしい文章を寄稿してくれた。ショパンについての知らなかったエピソード、そして「もう一人のモーツァルト」は感動的であった。足掛け5年にわたつたワイン鼎談はついに最終回。久元さんには様々なことを教えていただき、モーツァルトをより深く聴くことができるようになった。ホストの沢田会長と久元さんのワインをめぐる蘊蓄が門外漢の人間にも楽しく、ましてやワイン通のモーツァルティアンにはこたえられなかっただろう。前半は森顧問、後半は真部さんの参加で話題が広がり、終わってしまうのが惜しいくらいである。沢田会長は、また素晴らしい企画をお持ちのようである。ご期待を乞う。

■石津さんの連載はセレナードとディヴェルティメントのお話。僕もモーツァルトを聴きはじめた頃日本盤にない珍しいディヴェルティメントをアメリカの廉価盤で探して熱心に聴いていた。セレナードは「交響曲の枠を持つ協奏曲」で、中間部のコンチェルタント楽章が魅力である。そして素晴らしい短調楽章が含まれている。交響曲で短調楽章が一つも書かれていなかった時期にセレナード、ディヴェルティメントに至高の 短調楽章があるのを発見して驚いたことがある。K250の第1メヌエットはまさに大小ト短調交響曲にはさまれた「中卜短調」、第2メヌエットのトリオ部でニ短調が出てくる。セレナード、ディヴェルティメントという明るい曲の中に現れた短調こそモーツァルトの真髄だろう。真部さんの連載は2回目。倉島さんの映像で見るオペラ・シyーズ《ドン・ジョヴァンニ》は39ページもの大作にして労作。今回はそのl。モーアルティアンにとって貴重な資料になると思われる。
  (2012年5月6日グレン・ロック若松茂生)

 

 

 

モ-ツァルテイアン・フェライン会報 第81号(季刊) 

   2012.06.01発行禁転載

1、「発行人」:若松茂生、「編集人」:若松茂生+木村好伸

2、「編集部」:〒155-0031世田谷区北沢4-17-2  木村好伸方 

3、特別会費 \500


 

 


季刊「モーツァルティアン」第81号原稿募集

モーツアルト関係の音楽論、音楽随想、音楽評論など自由

 締切目:2012年7月20日・発行予定:2012年9月1日

*原稿は原則ワードファイル(標準設定フォーム)をEメールにてお送り下さい。

*送り先は若松swaka6260@gmail.comまたは木村:flkimura@jcom.home.ne.jp

 *郵送の場合は編集部まで:〒155-0031世田谷区北沢4-17-2 木村好伸方

 

 

 

モーツァルティアン・フェライン新会員募集中 

名誉会長:若松茂生、会長:澤田義博、副会長:石津勝男、倉島収、川口ひろ子、 

顧問:久元祐子(国立音楽大学准教授)、田辺秀樹(一橋大学教授)、森治夫(会員)

主な活動:季刊「モーツァルティアン」と月報「事務局レター」の発行、月例会の開催、

年会費(入会金なし):正会員5,000円、学生会員2,500円、*例会費は別途実費が必要、

お問い合わせ:倉島収:04-7191-0500(TEL&FAX)

ホームページ:http://www.geocities.jp/mozartian_verein/ 

季刊「モーツァルティアン」第80号

 
2012.03.01. モーツァルティアン・フェライン発行

  


 季刊「モーツァルティアン」第80号のご紹介 


………も く じ……… 

 1、モーツァルトと東欧・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・山崎博康 

 2、ワイン鼎談(13) K.475・K.457+K.533+494・・・・・久元祐子+真部淳+澤田義博

 3、モーツァルト、オーディオ雑感・・・・・・・・・・・・・・・・・・・石津勝男

 4、より良いモーツァルティアン・フェラインのために・・・・・・・・・近藤光宏 

 5、オーケストラの楽器配置について・・・・・・・・・・・・・・・・・真部 淳 

 6、グレン・ロック便り・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・若松明代 

 7、映像によるオペラ「コシ・ファン・トウッテ」K.588の全て・・・・・・倉島 収 

 

 

 表紙の楽譜:《ドン・ジョヴァンニ》第1幕第12曲

    ツエルリーナのアリア「ぶってよマゼット!」

 


 


エデイターより(80号編集後記) 


■沢田会長のご尽力でイタリア・モーツァルト協会との関係が復活し、9月に協会主催のロヴェレート音楽祭にフェラインの会員が参加するイタリア旅行が計画されています。イタリア協会とフェラインの関係は、2008年10 月に亡くなった小滝ひろしさんがモーツァルト没後200年の1991年6月にロヴェレートの町でヴォラーニ会長と偶然出会ったことをきっかけに始まりました。その後フェラインがツァーで何回もロヴェレート音楽祭に参加し、友好関係が深まって小滝さんは2006年に海老沢敏氏とともに協会からモーツァルト功労賞を受賞しています。当時は、原宿の中村先生ご夫妻がなさっていたカーサ・モーツァルトが東京支部になっていました。小滝さんが亡くなられてから協会とはやや疎遠になっておりましたが、今回関係が復活したのはうれしいことです。ロヴェレート音楽祭では、フェライン顧問の久元祐子さんが、9月15日にピアノ・リサイタルを行います。その会場は何とモーツァルトが1769年に初めてイタリアに旅行した時、ロヴェレートでモーツァルトが最初に演奏したジョヴァンニ・バッティスタ・トデスキ男爵邸にある広間(現在のカーサ・モーツァルト)です。男爵は当時の市長でした。久元さんはこのような歴史的な場所で演奏をなさるのにぴったりの方で、夢のようなコンサートになるでしょう。どうか会員の皆様、ご友人も誘って是非ご参加ください。世話人は、何度もロヴェレート音楽祭に参加なさっている倉島副会長です。

■第80号から会員お二人の連載が始まります。「モーツァルトと東欧」シリーズの山崎さんは、1981年~86年と89年~93年に共同通信社のワルシャワ支局長、95年~98年モスクワ支局長を歴任され、岩波新書で「東欧革命」を共著で出され、2009年には「東欧革命1989 ソ連帝国の崩壊」という分厚い訳書も出されている東欧の専門家です。一方たいへんなモーツァルティアンでもあり、今回第一回に山崎さんはショパンとモーツァルトを中心としたたいへん興味深く、しかもユーモアに富んだ素晴らしい文章を寄稿してくださいました。僕はいただいた原稿を、興味津津、わくわくして読みました。ワイン鼎談でご活躍の真部さんは、貴重なモーツァルト体験をふまえて、オーケストラの楽器配置という、これまた興味をそそるエッセーを寄せてくれ、季刊はますます充実です。長年連載のベテラン石津さんは、僕の知らなかったSACDというオーディオを紹介してくれました。最先端の技術が全ていいというわけではないところが面白いところです。石津さんは、SPからLP、そしてCDもSACDもと、いかにしてモーツァルトをよりよく聴くか、に命をかけていらっしゃるようで頭が下がります。

■ワイン鼎談は最終回を迎え、今回はその前半部分を掲載しました。例によって蘊蓄に富んだワインのお話で始まり、ワインのように奥深いモーツァルト論が展開されています。楽譜の読めない僕には難しいところがありますが、これを十分に読みこなせる方は第一級のモーツァルティアンでしょう。

■近藤さんからはモーツァルティアンとしてたいへん参考になる文章をいただきました。モーツァルティアン・フェラインはどうあるべきか、みなさんもいろいろ考えていただけば幸いです。この10年間、オペラハウスにもコンサートにもいかず、LPばかり聴いている僕には耳の痛いところがありますが、モーツァルティアンは百人百様、それだからこそ面白いわけで、フェラインで喧々諤々議論を戦わす意味があります。

■そして真打は倉島さんのライフ・ワーク、オペラ全映像視聴記録で、今回は《コシ》。何と20種の映像をとりあげ、いろいろな角度から検討、批評されています。まさに力のこもった「大作」で、この方面では日本屈指のモーツァルティアンの地位を不動のものにした倉島さんならではの内容豊かな評論です。

■今回は4ページ増やし豪華版になりました。

 (2012年2月6日グレン・ロック若松茂生)

 

 

 
モ-ツァルテイアン・フェライン会報 第80号(季刊) 

   2012.03.01発行禁転載

1、「発行人」:若松茂生、「編集人」:若松茂生+木村好伸

2、「編集部」:〒155-0031世田谷区北沢4-17-2  木村好伸方 

3、特別会費 \500

 

 

季刊「モーツァルティアン」第81号原稿募集

        モーツアルト関係の音楽論、音楽随想、音楽評論など自由

 締切目:2012年4月20日・発行予定:2012年7月1日

*原稿は原則ワードファイル(標準設定フォーム)をEメールにてお送り下さい。

*送り先は若松swaka6260@gmail.comまたは木村:flkimura@jcom.home.ne.jp

 *郵送の場合は編集部まで:〒155-0031世田谷区北沢4-17-2 木村好伸方


 


モーツァルティアン・フェライン新会員募集中 

名誉会長:若松茂生、会長:澤田義博、副会長:石津勝男、倉島収、川口ひろ子、 

顧問:久元祐子(国立音楽大学准教授)、田辺秀樹(一橋大学教授)、森治夫(会員)

主な活動:季刊「モーツァルティアン」と月報「事務局レター」の発行、月例会の開催、

年会費(入会金なし):正会員5,000円、学生会員2,500円、*例会費は別途実費が必要、

お問い合わせ:倉島収:04-7191-0500(TEL&FAX)

ホームページ:http://www.geocities.jp/mozartian_verein/ 

季刊「モーツアルテイアン」第79号

 
2011.12.01. モーツアルテイアン・フェライン発行

  


 季刊「モーツアルテイアン」第79号のご紹介 


………も く じ……… 

 1、「長年愛聴」派の弁明・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・若松茂生 

 2、フォルツーナのモーツァルト・オペラ観劇記・・・・・・・・・・・・川□ひろ子 

 3、ワイン鼎談(12)
 -ピアノ・ソナタK310・330・331・332- ・・・・・・ 久元祐子十真部淳十沢田義博 

 4、映像で見比べる《ドン・ジョヴァンニ》の魅力・・・・・・・・・・・・加藤浩子 

 5、交響曲・協奏曲・オペラにおける楽器編成:
       -クラリネットに焦点を当てて-・・・・・・・・・・・・・・真部 淳 

 6、モーツァルトの冗談:K400を弾きながら・・・・・・・・・・・・・・岩島富士江 

 7、2011年11月例会出演者のコメント・・・・・・・木村好伸・石黒裕丈・若松茂生 

 8、久元先生のモーツァルト・ブログ・・・・・・・・・・・・・・・・・・久元祐子 

 9、ミュンヘン=ニューヨーク架空対談(第2回)・・・・・・・・・・・・若松茂生 

10、モーツァルトの協奏交響曲K.297bはやはり〈疑作〉なのか・・・・・・・石津勝男 

 

 表紙の楽譜:《ドン・ジョヴァンニ》第1幕第11曲

    ドン・ジョヴァンニ「乾杯のアリア」

 


 


エデイターより(79号編集後記) 


■フェライン副会長の川口さんのオペラ観劇記は、モーツァルトのオペラが2011年現在どのような状況であるかを如実に伝えてくれる貴重な記録であるとともにアマチュア・モーツァルティアンのオペラ評論として第一級のものです。現代の演出をアマチュア・モーツァルティアンがどのように見ているのか、どんな風に感じているのか、レコードの「長年愛聴」派である僕にとってもたいへん興味のあるところです。今後も川口さんには「演出の時代」の行方を見守っていただき、引き続き「観劇記」の季刊掲載をお願いしようと思っています。 

■それにしてもフェラインで僕より年上のモーツァルティアンが瑞々しい感性を持ち、好奇心にあふれているのを見て[長年愛聴]派の僕は内心忸怩たるものがあります。副会長の倉島さんは、オペラの映像を全て集めておいでで、詳しいコメントをホームページに書かれています。モーツァルトのオペラの舞台の映像に関しては倉島さんの右に出る者はおそらくないでしょう。

■ところで、川口さんが楽しいエピソードをまじえてお書きになっているグラインドホーン音楽祭は僕の昔からの憧れでした。 1980年代に月刊「モーツァルティアン」にこの音楽祭の草創期について雑文を書き、年刊第7号(1989年)に演出家のピーター・ホールの文章を加えて掲載しました。1934年に録音したブッシュの《フィガロ》、35年の《コシ》、36年の《ドン・ジョヴァンニ》は最初の全曲盤であるとともに、屈指の名演奏でした。このSPの復刻盤とともに、屈指の名演奏でした。このSPの復刻盤も僕の長年の愛聴盤になっています。創設者ジョン・クリスティの奥さんだったミルドメイのスザン ナとツェルリーナはまさに理想的な歌唱を聴かせてくれます。

■グラインドホーン音楽祭関係の本もずいぶんあつめました。手元にある6冊は全部英語の本なので、読んだ本は半分くらい。大版の写真集もあります。その本でクリスティの自伝の本には、何と小沢征爾のサインがあります。1987年に東京からニューヨークに行った時に飛行機の中でボストン交響楽団の指揮者をしていた彼と一緒になったのです。実は僕と小沢征爾は遠い親せきで(僕のいとこのいとこ)、そんなこともあって親しく話しました。そこでどういうわけか、たまたま手元に持っていたクリスティの自伝にサインしてもらったのです。その後彼はウィーン歌劇場の音楽総監督になりましたから、なにか因縁があったのかもしれません(?)。

■真部さんから興味深い文章をいただきましたが、これをきっかけに連載原稿がもらえそうです。どうか皆さんお楽しみに。ワイン鼎談に楽譜が読め、楽器ができる真部さんが参加されてから内容が格段に充実、素晴らしい議論が展開されています。この鼎談も残念ながら次回で最終回だそうです。

■石津副会長の好評連載は、今回管のための協奏交響曲について。第6版で疑作とされていますが、モーツァルティアンの90%以上は真作だと信じているに違いありません。石井氏の仮説はおおいに納得させられるものです。
  (2011年10月31日 グレン・ロック 若松茂生)

 


 

モ-ツァルテイアン・フェライン会報 第79号(季刊) 

   2011.12.01発行禁転載

1、「発行人」:若松茂生、「編集人」:若松茂生+木村好伸

2、「編集部」:〒155-0031世田谷区北沢4-17-2  木村好伸方 

3、特別会費 \500


 

 


季刊「モーツァルティアン」第79号原稿募集

モーツアルト関係の音楽論、音楽随想、音楽評論など自由

 締切目:2012年1月20日・発行予定:2012年3月1日

*原稿は原則ワードファイル(標準設定フォーム)をEメールにてお送り下さい。

*送り先は若松swaka6260@gmail.comまたは木村:flkimura@jcom.home.ne.jp

 *郵送の場合は編集部まで:〒155-0031世田谷区北沢4-17-2 木村好伸方

 

 

 

モーツァルティアン・フェライン新会員募集中 

名誉会長:若松茂生、会長:澤田義博、副会長:石津勝男、倉島収、川口ひろ子、 

顧問:久元祐子(国立音楽大学准教授)、田辺秀樹(一橋大学教授)、森治夫(会員)

主な活動:季刊「モーツァルティアン」と月報「事務局レター」の発行、月例会の開催、

年会費(入会金なし):正会員5,000円、学生会員2,500円、*例会費は別途実費が必要、

お問い合わせ:倉島収:04-7191-0500(TEL&FAX)

ホームページ:http://www.geocities.jp/mozartian_verein/ 

 

 

 

 

 

 

季刊「モーツアルテイアン」第78号

 
2011.09.01. モーツアルテイアン・フェライン発行

  


 季刊「モーツアルテイアン」第78号のご紹介 


………も く じ……… 

 1、《魔笛》の価値観・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・礒山 雅

 2、ワイン鼎談(11)ピアノ・ソナタ・K333・K309・K311・・久元祐子十真部淳十沢田義博

 3、「イタリアのモーツァルト」をめぐって・・・・・・・・・・・石津勝男

 4、モーツァルトとシェイクスピア・・・・・・・・・・・・・・・若松茂生

 5、2011年6月例会報告:久元祐子レクチャー・コンサート・・・・石津勝男

 6、モーツァルトの女弟子・・・・・・・・・・・・・・・・・・・若松茂生

 7、ピアノ協奏曲第23番はプロイヤーに献呈した3番目の協奏曲か・・ロバート・レヴィン

8、ミュンヘン=ニューヨーク架空対談(第1回)・・・・・・・・若松茂生

 9、ゴールドフィンチ・忘れな草・バッハーモーツァルト・・・・・若松明代

 

(表紙の楽譜:《ドン・ジョヴァンニ》第1幕第7曲、 「ドン・ジョヴァンニとツェルリーナの二重唱からに《行きましよう 私の恋人よ》の部分」 


 


エデイターより(78号編集後記) 


■7月例会で礒山先生が《魔笛》についてたいへん興味深い講演をなさいました。さらに、先生のご好意により、この講演の要旨と感想の原稿を頂くことができました。先生は、7月16日のブログで、この講演について次のように紹介なさっています。
  《暑い中を、講演を2つこなしました。午後は、2年ぶりに、モーツァルティアン・フェラインヘ。今回は「《魔笛》の価値観」と題して、わかりやすいように見える《魔笛》の中にあるさまざまな謎や問題について私見を述べる、という構成にしました。  「作品研究」の授業で《魔笛》を取り上げたさいに、台本や楽譜を見直して作っておいたノートがあるのですが、それを基礎に、作品論を再構築しようという趣旨でした。こういう作業をすると、気がつくことが、いろいろあるものです。
  終了後、会食へ。そこでわかったのは、私の本を愛読してくださっている方、このブログも常連として訪れてくださっている方が、ずいぶんたくさんいらっしゃることでした。ありがたいことですね、励みになります。私のモーツァルト研究への期待も、ずいぶんいただきましたでも、最近さぼっているんですよね。秋に出版予定の海老澤先生の記念論文 集にも、私か提供したのは、モンテヴェルディの論文です。定年になったら、少しは力が割けるでしょうか。こういう気持ちの良い会でいい講演をするためにも、勉強は続けたいと思います。》
  フェラインを「気持ちの良い会」と形容していただいて光栄です。会員の質の高さを示すものです。

■ワイン鼎談はピアノ・ソナタの第三回。三人の議論も佳境に入ってきました。久元先生には6月例会でレクチャー・コンサートを開いていただき、石津副会長が例会報告をまとめてくれました。

■ブロイヤーの文章に関連して僕が訳したレヴィンの論文を紹介しました。著者などの承認をもらっておりませんので、「会員限り」の内部資料ということでよろしくお願い申し上げます。

■「モーツァルティアン対談シリーズ」は前回にて終わりにすることにしました。自分ではなかなかうまくできたと思っていたのですが、「この対談の不満は、若松さんの話の方が多く、それも何処かで見たことばかりのような気がすることです」という貴重なご指摘をいただき、なるほどなるほど、全くその通りだったナアと大いに反省しました(汗)。礒山先生、田辺先生をはじめ、これまでお付き合いくださった皆様に厚く御礼申し上げます。 40ページの紙面を埋めるために他にも僕の文章を掲載しておりますが、みな「どこかで見たものばかり」だと思います。ということは皆様の寄稿が増えればそれだけ紙面が充実するということです。どうかどしどし素晴らしい斬新な原稿をお寄せください。僕も新しい企画を考えていきます。「対談シリーズ」は「架空対談シリーズ」として再出発しました。
  (2011年8月8日 グレン・ロック 若松茂生)

 


 

モ-ツァルテイアン・フェライン会報 第78号(季刊) 

   2011.09.01発行禁転載

1、「発行人」:若松茂生、「編集人」:若松茂生+木村好伸

2、「編集部」:〒155-0031世田谷区北沢4-17-2  木村好伸方 

3、特別会費 \500


 

 


季刊「モーツァルティアン」第79号原稿募集

モーツアルト関係の音楽論、音楽随想、音楽評論など自由

 締切目:2011年10月20日・発行予定:2011年12月1日

*原稿は原則ワードファイル(標準設定フォーム)をEメールにてお送り下さい。

*送り先は若松swaka6260@gmail.comまたは木村:flkimura@jcom.home.ne.jp

 *郵送の場合は編集部まで:〒155-0031世田谷区北沢4-17-2 木村好伸方

 

 

 

モーツァルティアン・フェライン新会員募集中 

名誉会長:若松茂生、会長:澤田義博、副会長:石津勝男、倉島収、川口ひろ子、 

顧問:久元祐子(国立音楽大学准教授)、田辺秀樹(一橋大学教授)、森治夫(会員)

主な活動:季刊「モーツァルティアン」と月報「事務局レター」の発行、月例会の開催、

年会費(入会金なし):正会員5,000円、学生会員2,500円、*例会費は別途実費が必要、

お問い合わせ:倉島収:04-7191-0500(TEL&FAX)

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