――――― モーツァルト愛好家の集い ――――――

第381回 モーツァルティアン・フェライン例会 2018年5月26日
 
 

 事務局レター【第254号】/2018年5月【編集者】澤田義博/松永洋一/高橋徹/大野康夫/笠島三枝子

 

●5月例会(第381回)のお知らせ 

演題「やり抜く力の達人モーツァルト~「GRIT」による新しい天才論~」  お話:高橋徹副会長

 日時:2018年5月26日(土)午後2時開演(1時30分開場)

 会場:お茶の水「クリスチャンセンター」(JR「お茶の水」下車・徒歩3分) 

 例会費:¥1500(会員・一般共)


 講演の概要:
  私は、昨年1冊の本に出会いました。アンジェラ・ダックワースの「GRIT」です。この本の主旨は、「偉業を達成するために必要なのは、才能ではなく、GRIT(やり抜く力)である。」という事です。近年、アメリカの教育現場や政府機関で注目を浴びている心理学の理論ですが、私には、「新しい天才論」のように思えました。
  ところでモーツァルトを語る時、音楽の素晴らしさとともに、天才伝説も話題になりますね。天才にまつわる伝説は、関連本で必ず紹介されています。皆さんは、モーツァルトのどんな所に天才を感じるでしょうか?
  本例会では、彼の天才伝説を踏まえた上で、21世紀を生きる私が考える「モーツァルトの天才像」=「やり抜く力の達人モーツァルト」についてお話したいと思います。また、やり抜く力の測定を皆さんと体験してみます。どうぞ、最後まで気楽にお付き合い下さい。 

 


 例会後は恒例の懇親会へのご参加をお待ちしております。 会場:「デリ・フランス」お茶の水店/03(5283)3051

 

 


●今後の例会のご案内(会場記載のないものはお茶の水クリスチャンセンターです)


6月23日(土) 大津 聡氏

7月14日(土) 加藤浩子氏

9月 8日(土) 上野優子氏ピアノリサイタル(原宿カーサ・モーツァルト)

10月20日(土) 樋口隆一氏

11月17日(土)  澤田会長

12月16日(日)  久元祐子氏ピアノリサイタル(セレモア立川)午後3時開演 

 

 

 

モーツァルティアン・フェライン4月例会報告(2018年4月21日)第380回

 「モーツァルトとホルン」 田辺秀樹氏  講義要旨 

  今まではオペラが中心でしたが、本日は器楽曲、そして楽器としてはホルンに焦点を当ててお話しします。
モーツァルトの最愛の曲をあげよと問われれば、クラリネット協奏曲 (K.622)と答えますが、彼のホルンの作品もまた素晴らしいものが沢山あります。ホルンの音色は金管と木管の間に位置していると思われます。演奏時のホルンの位置は出口側は観客側ではない方に向ける為、出た音はいろいろなものに当たり、オケ全体に豊かな響きを持たせる効果があります。
  モーツァルトのホルンの作品はどれを聴いても心がなごみ、元気が出ます。のんびりしているのもいいです。ピアノ協奏曲は同じウィーン時代の作品でも野心的なのが多いですが、それに比べるとピアノ協奏曲より頑張っていません。しかし何度聴いても勇気づけられます。いつかNHKの交通情報の際にホルン協奏曲をバックに流していました。渋滞の情報を流す番組のBGMに流麗なホルン協奏曲という組み合わせが面白いと思いました。
(以下、配布された資料を基に講義を進行された。紙面の都合で一部省略します。) 

 K.407(ホルン五重奏曲変ホ長調) コンスタンツェと結婚したての頃の作品。
  ロイトゲープの為に書いた。第2楽章はとても甘いアダージョで、モーツァルトの新婚生活そのものであると言われている。こういう曲を高原で聴くとより良く感じる。昨年草津でそのような思いをしたのがきっかけで今回のテーマにした。映像は昨年草津で吹いたチェコの女流奏者カテジナ・ヤヴールコヴァー。第3楽章も第2楽章と同じソミソファミレドで始まる。余程気に入っていたと思われる。

K.417(ホルン協奏曲第2番変ホ長調)  ホルンの名手と言えば、デニス・ブレイン、バリー・タックウェル、アラン・シヴィル、ヘルマン・バウマン、ラデク・バボラークといった人々があげられる。
 今回はラデクで聴く(見る)。次々に出てくる主題が愛らしく自然である。ドミソの和音の魅力を最大限に用いている。短調の旋律はシンプルであるが魅力的。第3楽章にロイトゲープが悪戦苦闘しているところで弦楽器がからかう(短い周期で揺さぶる)ところが面白い。

K.495(ホルン協奏曲第4番変ホ長調) フィガロ初演の40日後の作品。4色のインキを使って書いている。これについて従来はロイトゲープの為にふざけて書いたというのが通説であったが、最近のフランツ・ギーリング氏の説によると強弱の変化を指示する為に用いたとのこと。ラデクで聴く(見る)。第3楽章は例の交通情報の曲。実に爽快。快演。曲調はどの曲も似ているがそれぞれに良さがある。

K.447(ホルン協奏曲第3番変ホ長調)  ラデクで聴く(見る)。高校の時、夢中になった。この曲は狩り、森を連想させる。 「遠く離れる」の意味もある。第2楽章ロマンツェは優雅、典雅である。このロマンツェのメロディはシューベルトのヴァイオリンとピアノのソナタト短調(D.408)の第2楽章アンダンテのソックリである。

K.412(ホルン協奏曲第1番ニ長調)  ラデクで聴く(見る)。第1楽章はモーツァルトが完成させた。第2楽章はジェスマイヤーがモーツァルトの草稿に基づいて補完した。その草稿のホルン独奏部分には「静かにロバ君、元気を出せ、頑張れ、畜生、ああなんという調子っぱずれだ・・・」とあり、ふざけながらも親友ロイトゲープを励ましている。短調部分はモーツァルトを悼んで「エレミア」という哀歌の旋律が用いられている。 

●ホルンが特徴的に使われている曲

K.16(交響曲第1番) 第2楽章:♪ドレファミ・・・。ジュピターの最後と同じ。
K.320セレナーデ「ポストホルン」 第6楽章にポストホルン登場。ドミソのみ。ポストホルンの使用について以前の解釈は旅立ち、大司教、ザルツブルクと別れたいという気持ちを表現したと言われていたが、最近ではザルツブルク大学の卒業生が故郷に帰る時に郵便馬車を利用。その馬車が出発する時の合図と考えられている。
   K.522「音楽の冗談」 ザルツブルクの思い出として作曲(?)。弦楽合奏+ホルン2という編成はザルツブルク時代のセレナードなどに多い。父に対するモーツァルトの屈折した感情が反映したものか? 第2楽章で2本のホルンがわざと調子っぱずれな音を出す。その部分のスコアにはドルチェ(甘い)と書いてある。

●オペラの中のホルン:<別離・遠隔>を表す。複数形では、「妻または夫を寝取る」を意味する。
K.87「ポントの王ミトリダーテ」第2幕:シファーレのアリア「あなたから遠く離れましょう」(別離の決意)。ホルンのオブリガード付きのアリア。珍しい。
K.492「フィガロの結婚」第4幕:フィガロのアリア。「チョットばかり眼を開け!」。曲の最後で、スザンナが寝とられたという認識をホルンが象徴的に吹く。
K.588「コシファントゥッテ」①フィオルディリージのアリア「どうかいとしい人よ、許して!」彼女がついに口説きに屈したことを表す意味で、ホルンが派手なパッセージを鳴らす。 ②グリエルモのアリア「ご婦人たちよ 男たちにそんなことをなさるんですね!」 曲の最後の部分で、①と同様の象徴的意味をホルンのパートが担う。 
●他の作曲家のホルンの名曲の例
ヨーゼフ・ハイドン:ホルン協奏曲第1番、第2番。
ミヒャエル・ハイドン:ホルン協奏曲、その他、18世紀にはさまざまな作曲家がホルン協奏曲を書いている。
R.シュトラウス:ミュンヘン歌劇場の当時最高のホルン奏者の息子。第1番10代、第2番80代で作曲。「ばらの騎士」の冒頭はホルンである。

●恒例の演奏
①小さな喫茶店②私のママはウィーン生まれ③ウィーンの辻馬車の歌④ウィーンへの挨 拶⑤ウィーン、我が夢(と現実!)の町  以上5曲を楽しく演奏された。

      文責 山田健二 
●例会・懇親会コーナー

――――― モーツァルト愛好家の集い ――――――

第380回 モーツァルティアン・フェライン例会 2018年4月21日
 
 

 事務局レター【第253号】/2018年4月

 【編集者】澤田義博/松永洋一/高橋徹/大野康夫/笠島三枝子

 

●4月例会(第380回)のお知らせ 

演題「モーツァルトとホルン」  お話:田辺秀樹氏

 日時:2018年4月21日(土)午後2時開演(1時30分開場)

 会場:お茶の水「クリスチャンセンター」(JR「お茶の水」下車・徒歩3分) 

 例会費:¥3000(会員・一般共)


 講演の概要:
  これまでもっぱらオペラについてお話してきましたが、たまには器楽曲も取り上げようかと思いまして、今回のテーマは「モーツァルトとホルン」といたしました。
 4曲のホルン協奏曲、ホルン五重奏曲をはじめ、「音楽の冗談」、オペラの中でのホルン、モーツァルトの親友だったホルンの名手ロイトゲープのことなどについてお話をし、名手ラデク・バボラクその他の演奏ヴィデオ(主としてYoutubeから集めたもの)を楽しみたいと思います。
お話のあとは、いつものように、ウィーン風酒席ピアノでお耳汚しをさせていただきます。 

 


 例会後は恒例の懇親会へのご参加をお待ちしております。 会場:「デリ・フランス」お茶の水店/03(5283)3051

 

 

【人事について】
 澤田会長が定年制により、来年の改選期4月に退任するため(但し、名誉会長兼理事 として理事会では引き続き活動する予定)、
 松永副会長が後任となる事になる予定です(以上の人事は会員総会時に会員の皆様の ご承認を得ることが条件です)。
 引継期間として1年は必要な為、松永氏は1年間、会長代行として活動致します。     澤田

 

 


●今後の例会のご案内(会場記載のないものはお茶の水クリスチャンセンターです)


5月26日(土) 高橋徹副会長

6月23日(土) 大津 聡氏

7月14日(土) 加藤浩子氏

9月 8日(土) 上野優子氏ピアノリサイタル

10月20日(土) 樋口隆一氏

11月       澤田会長

12月       久元祐子氏ピアノリサイタル 

 

 

 

 モーツァルティアン・フェライン3月例会報告(2018年2月17日)第379回

ロシア音楽とモーツァルト ~チャイコフスキーの音楽を中心に~ 講師:森垣桂一氏

  ロシアの芸術音楽にモーツァルトの音楽はどのような影響を与えているのか、ロシア音楽の父グリンカ以前よりご紹介したい。特にモーツァルトをたいへん尊敬していたチャイコフスキーは、《組曲第4番モーツァルティアーナ》Op.61を作曲している。
 歌劇《スペードの女王》Op.68の第2幕やバレエ音楽《眠れる森の美女》Op.66のフィナーレ等で、擬古典主義とロマン派の表現を対立させて劇的な効果を作り出しており、《ロココ風の主題による変奏曲》Op.33もこの範順に入る。

 


●チャイコフスキーの音楽について
 チャイコフスキーの音楽の特徴は、「心理的な音楽」と言うことが出来る。彼は人間の心の動きを大きな表現力を持って見せた。彼の曲の中にあるイントネーションは、人々にある一定の感情を起こさせ、このレトリックが彼の音楽語法である。チャイコフスキーは過去のありふれた素材を使用して感情で理解できる音楽を作曲した。
  チャイコフスキーは、ロシア・スラブ音楽、ヨーロッパのロココ・古典派・ロマン派の音楽、オペラ・バレエ・教会音楽等19世紀にあった様々なものを深く研究し、すべてを魔法のように結晶させた。彼は自分の生きている時代を天才的に表す作曲家であった。難しい内容でも人々に分かりやすく作曲し、人々のために音楽を書く、ということをチャイコフスキーはしっかり意識していた。 

 

 

●シンフォニスト・チャイコフスキーについて
 チャイコフスキーの交響曲は、ロシア音楽の伝統とヨーロッパ音楽の技法が結びついて作曲されている。ロシア正教では神を賛美するのは「人の声のみで」という教えがあり、ロシアの教会ではオルガンや楽器は用いられてこなかった。
そのため「歌」を重視するロシア音楽の伝統が生まれ、ロシアの器楽作品にもこの影響が強く出ている。チャイコフスキーの交響曲の各楽器のパートも歌の叙情陛が重視され、すべてが歌っているように書かれている。
ロシア民謡の特徴はチャイコフスキーのメロディーに大きな影響を与えており、また、しばしばバスのパートに民族音楽にみられる「ドローン」の効果のような長い保続音(オルガン・ポイント)が使用されている。
  一方でチャイコフスキーは、モーツァルトやベートーヴェンの交響曲の伝統を受け継いで、主題労作によって各テーマを統一し、モチーフを発展展開させてソナタ形式を善と悪との闘いのごとくダイナミックに構成した。各楽章にクライマックスを設定し、そのポイントを中心に、楽節から各部分にいたるまでを波状構造で結びつけている。

●オペラ《ドン・ジョヴァンニ》についてのチャイコフスキーの記述
  80年前の作品であるにもかかわらず、《ドン・ジョヴァンニ》はモーツァルトのインスピレーションの尽きることない不朽の力のゆえに、純粋に技術的面だけでは古びても、かつて祖父や曽祖父たちの心に呼び起こしたのと同じ感激、完全に同じ印象を我々に与え(中中略)場面の劇的真実に満ちた至高の美に溢れている。
 彼のメロディーは並外れて優雅で、ハーモニーの組み合わせは驚くほど豊かで、瑞々しく面白い。わけてもモーツァルトは音楽劇の性格描写の名手であり、彼を除いては、ドン・ジョヴァンニやドンナ・アンナ、レポレロ、ツェルリーナのような最後まで一貫した深くて真実味のある音楽的タイプを創造した作曲家は一人としていなかった。
 《ドン・ジョヴァンニ》の音楽は、音楽的インスピレーションの精華の跡きれることない連なりであり、これを前にしては、このオペラ以前に書かれたものも、ことごとく色を失う。この唯一無ニの類なく美しいオペラをどこから分析しようと、ただただ驚嘆し、人間の天才の偉大さに敬服する他ない。 

 

 

●チャイコフスキーの楽曲紹介
1)組曲(第4番)ト長調Op.61《モーツァルティアーナ》チャイコフスキー作曲   作曲:1887年
  第1曲「ジーグ」…原曲《小さなジーグ》K574 モーツァルト作曲(1789年)
  第2曲「メヌエット」・‥原曲《メヌエット》K355(改訂第6版ではK576b)モーツァルト作曲(1789年)
  第3曲「祈り」‥・原曲《アヴェ・ヴェルム・コルプス》をF.リストがピアノに編曲した《システィナ礼拝堂にて》より
 第4曲「主題と変奏」…原曲《グルックの歌劇「メッカの巡礼」の主題による10の変奏曲》K455 モーツァルト作曲(1784年)
3)オペラ《スペードの女王》Op.68 チャイコフスキー作曲(1890年)
  第2幕第1場より、第14曲幕間劇より「私のいとしいお友達」
  第15曲終景「熱烈な恋心を抱いた、情熱に狂った男が!」女帝が!陛下ご自身が!
   演奏:キーロフ歌劇場管弦楽団と合唱団、ワレリー・ゲルギェフ(指揮)
4)オペラ<モーツァルトとサリエリ>Op.45 リムスキー=コルサコフ作曲(1898年)   全1幕第2場より

●お知らせ
  森垣桂一先生が作曲された交響曲が、9月6日オペラシティ・コンサートホールで初演されます! オーケストラは東京交響楽団の予定です。皆様、ぜひご鑑賞ください。     (文責 松永洋一) 

 

 

 

 ●例会・懇親会コーナー

 今回の懇親会場は、いつもの「デリ・フランス」お茶の水店に戻り、森垣桂一氏を囲んで、飲み会に早変わり。ビールで乾杯後、楽しく質疑・応答、懇親が行われた。 懇親会においては、皆さん元気いっぱい、話題も豊富で、楽しい賑やかなひとときを過ごすことが出来た。   

 

第379回 モーツァルティアン・フェライン例会 2018年3月24日
 
 

 事務局レター【第252号】/2018年3月

 【編集者】澤田義博/松永洋一/高橋徹/大野康夫/笠島三枝子

 

●3月例会(第379回)のお知らせ 

演題「ロシア音楽とモーツァルト~チャイコフスキーの音楽を中心に~」  お話:森垣桂一氏(作曲家、国立音楽大学教授)

 日時:2018年3月24日(土)午後2時開演(1時30分開場)

 会場:お茶の水「クリスチャンセンター」(JR「お茶の水」下車・徒歩3分) 

 例会費:¥2500(会員・一般共)


 講演の概要:
  ロシアの芸術音楽に、モーツァルトの音楽はどのような影響を与えているでしょうか。ロシア音楽の父グリンカ以前から現代のロシア音楽までをご紹介したいと思います。
 特にモーツァルトをたいへん尊敬していたチャイコフスキーは、<組曲第4番「モーツァルティアーナ」>Op. 61を作曲しています。また歌劇「スペードの女王」Op.68の第2幕やバレエ音楽「眠れる森の美女」Op.66のフィナーレ等で、擬古典主義とロマン派の表現を対立させて劇的な効果を作り出しています。美しい<ロココ風の主題による変奏曲>Op.33もこの範疇に入ります。
これらの作品をモーツァルトの作品と比較しながら、演奏・音源・映像等で解説いたします。 

 


 例会後は恒例の懇親会へのご参加をお待ちしております。 会場:「デリ・フランス」お茶の水店/03(5283)3051

 

 


●今後の例会のご案内(会場記載のないものはお茶の水クリスチャンセンターです)


4月21日(土) 田辺秀樹氏

5月26日(土) 高橋徹副会長

6月23日(土) 大津 聡氏

7月14日(土) 加藤浩子氏

9月 8日(土) 上野優子氏ピアノリサイタル

10月      樋口隆一氏

11月      澤田会長

12月      久元祐子氏ピアノリサイタル 

 

 

 

 モーツァルティアン・フェライン2月例会報告(第378回)報告

♪黒岩悠 宮本ミサ ピアノリサイタル♪(2018年2月17日)

  2月17日(土)に黒岩さんと宮本さんによるピアノリサイタルが開催された。
 会場は代官山駅近くの代官山教会チャーチホール。約50人の参加があった。演奏楽器はSTEINWAY & SONS。

 


★ W.A.モーツァルト:グルックの歌劇(メッカの巡礼)による10の変奏曲 ト長調 K455 黒岩悠さん演奏
この曲は1784年8月25日の完成。主題はグルックのジングシュピール「メッカの巡礼」中の「愚民は思う、食うに困ること」の歌詞で歌われる歌。1783年にはグルックが臨席していたウィーンの宮廷劇場における演奏会で、モーツァルトはこの長老に敬意を表して、この主題で変奏曲を即興演奏した。
 主題と十回の変奏からなり、演奏時間は約13分。黒岩さんは粒のそろった、安定感のあるタッチで演奏された。 

 

 

★ W.A.モーツァルト:1台4手のためのソナタ ニ長調 K381  黒岩悠さん低音部 宮本ミサさん高音部演奏
1772年にザルツブルクを訪れた バーニーが.モーツァルト兄弟の演奏で聴いた4手ソナタがこのニ長調だったと推定され、1772年の春、ザルツブルクで作曲されたものと判断される。
 第一楽章アレグロ ニ長調、第二楽章アンダンテ ト長調、第三楽章アレグロ・モルト ニ長調、演奏時間は約15分。

★ W.A.モーツァルト:1台4手のためのソナタ 変ロ長調 K358  黒岩悠さん低音部 宮本ミサさん高音部演奏
  1774年4月か5月ザルツブルクで作曲された。作風としては三つの楽章はすべて短い展開部を持ったソナタ形式で書かれており、才気に満ちた楽しい連弾曲である。
  第一楽章アレグロ 変ロ長調、第二楽章アダージョ 変ホ長調、第三楽章モルト・プレスト 変ロ長調 演奏時間は約13分。

  4手のためのソナタ2曲の高音部は宮本さん、低音部は黒岩さんにより、出だしは不一致のアクシデントがあったが、息の合った和やかな演奏であった。 

 

 

  15分程の休憩の後、後半の作品が演奏された。

★ドビッシー:ベルガマスク組曲の「前奏曲」と「月の光」 黒岩悠さん演奏。
ドビッシーの代表的ピアノ作品の特性を引出し、まろやかで甘美な素晴らしい演奏であった。 

★ ショパン:ドン・ジョヴァンニの「お手をどうぞ」による変奏曲 Op2 黒岩悠さん演奏
  ピアノと管弦楽のための作品で1827年にショパンが17歳で作曲した力作。これを聴いたシューマンが自ら編集する『新音楽時報』の1831年12月7日号で「諸君、帽子を脱ぎたまえ! 天才だ」と絶賛した。
 「ドン・ジョヴァンニ」の第一幕でドン・ジョヴァンニとツェルニーナにより歌われる「お手をどうぞ」のメロディーを盛り込んだ作品。ショパンの魅力を充分堪能できた。

 黒岩さんと宮本さんはアンコールとして、ブラームスの4手のためのワルツ 作品39-15演奏をされた。ワルツ15番として親しまれている作品であるが、息の合った和やかな演奏で締めくくられた。

モーツァルト作品解説の引用文献:属啓成著「モーツァルトⅢ 器楽篇」1975年12月1日 音楽之友社刊 他   (文責 大野康夫) 

 

 

 

●例会・懇親会コーナー

 今回の懇親会場は代官山のレストランで、黒岩悠さん 宮本ミサさんを中心に飲み会に早変わり。ビールで乾杯後、楽しく質疑・応答、懇親が行われた。 懇親会においては、皆さん元気いっぱい、話題も豊富で、楽しい賑やかなひとときを過ごすことが出来た。   

 

第378回 モーツァルティアン・フェライン例会 2018年2月17日
 
 

 事務局レター【第251号】/2018年2月

 【編集者】澤田義博/松永洋一/高橋徹/大野康夫/笠島三枝子  

 

●2月ピアノリサイタル(第378回)のお知らせ 

黒岩 悠氏 Recital ~サロンに愛された男達~

 日時:2018年2月17日(土)午後2時(午後1時30分開場)

 会場: 代官山チャーチホール 〒150-0034 東京都渋谷区代官山町14-3 

チラシ:その1 チラシ:その2

リサイタル会費:¥3500(会員・一般共)


モーツァルト/グルック歌劇メッカの巡礼による10の変奏曲 K455
モーツァルト/4手のためのソナタ (共演:宮本ミサ)
ニ長調 K381 ヘ長調 K497
ショパン:歌劇ドンジョヴァンニ「お手をどうぞ」による変奏曲 Op2 他

 主催 お問合せ: モーツァルティアンフェライン 090-2223-8101(澤田)、090-4661-7525(高橋)

プロフィール 黒岩悠氏
 東京都三鷹市出身。桐朋学園音楽教室にて吉田文子氏に師事しピアノを始める。
 東京音楽大学附属高校にて弘中孝、宮崎和子の両氏に師事。
 卒業後渡欧し、イタリアのイモラ国際ピアノアカデミーにて研鑽を積み卒業。フランコ・スカラ、故ラザール・ベルマン、ボリス・ペトルシャンスキー、レオニード・マルガリウス、セルケイ・ババヤンに師事した他、イーヴォ・ポゴレリッチ氏より教えを受ける。
 大垣音楽祭室内楽演奏会に出演し最優秀新人賞を受賞。
マルサラ国際コンクール、パドヴァ国際コンクールをはじめ、優勝 入賞多数。これまでストレーザマッジョーレ湖音楽祭、ギスランディ国際音楽祭、イモラ音楽祭、MOZART-SCHUBERT音楽祭、チヴィタ音楽祭、ミラノYAMAHA-ITALIAなどでリサイタルを行う他ルーマニア国立バカウシンフォニーオーケストラ、モルダヴィア共和国ナショナルオーケストラ、ザグレブ弦楽四重奏団、ロヴェレート室内オーケストラ、ブランデンブルグ交響楽団、ベルリンニュープロイセンフィル、セントラル愛知響他と共演。イタリア、ドイツ、イギリス、クロアチア、韓国、日本各地でリサイタル、室内楽、コンチェルトなどと演奏の形態は多岐に渡り、独紙上では ”鍵盤の王として、その必要とされる全ての物で魅了した”と高く評価される。
 近年はパリのサル・コルトー、イタリアモーツァルト協会マチネー、ベルリンメンデルスゾーン協会例会、軽井沢八月祭、フォルガリア音楽祭(Anna Kravchenko監修)、チェコのThurn-Taxis音楽祭、ラ・フォル・ジュルネ・オウ・ジャポンなどに出演。
2012年、2016年ルガーノフェスティヴァル”マルタ・アルゲリッチ・プロジェクト”に出演。アメリカ南カロライナ州での演奏はTVでも放映され好評を博した。現在国内外で演奏を行う他、コンクールの審査員も務め後進の育成にも力を注いでいる。
  ALTUSよりファーストアルバム” Inspire to/from J.S.Bach” 、セカンドアルバム”LEGACY”を発売。

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プロフィール 宮本ミサ氏
 桐朋学園大学音楽学部演奏学科ピアノ専攻卒業後、ポーランド、ワルシャワ国立ショパン音楽院大学院修了。さらにイタリア、イモラ国際ピアノアカデミー‘巨匠との出会い’で研鑽を積む。
  第13回ショパン国際コンクール出場(ワルシャワ開催)日本ではサントリーホール、東京芸術劇場、東京文化会館、東京オペラシティをはじめ、東京の主要ホールでリサイタルを行った。
  特に、愛・地球博、日本ショパン協会主催リサイタル、パデレフスキ生誕140年記念リサイタルでの、彼の最高傑作ピアノソナタ、日本初演では大成功をおさめた。
ポーランドではワルシャワフィルハーモニーホールをはじめ、ショパンの生家など彼のゆかりの場所、パデレフスキ博物館などポーランド各地で演奏活動する。パデレフスキ生誕135年記念フェスティバルでは、ポーランド国営テレビに出演し、彼女の演奏が高く評価された。
イタリア、モーツァルト協会主催リサイタル、イタリア、ポーランド、日本でショパン没後150年記念コンサートに出演。中でも、ミラノでのマルチェロ アバド主催のショパンフェスティバルでは好評を博す。
ポーランド、日本、国交樹立80周年では、ポーランド首相来日歓迎演奏など重要なコンサートに出演。2011年、イタリアモーツァルト協会主催‘help Japan’コンサートに出演。義援金はイタリア赤十字を通して全額被災地へ送られた。
  これまでに、故井口愛子、柴野さつき、井内澄子、小川京子、レギナ・スメンジャンカ、ヤーヌシュ・オレイニチャク、フランコ・スカラ、リカルド・リサリテイ、レオニード・マルガリウスの各氏に師事。


 2月例会についてのお願い

 2月17日(土)に開催する、黒岩悠ピアノリサイタル「サロンの愛された男たち」について以下の通りお願い致します。
① 会員とその関係者の参加確定者が13名にとどまっています。今回は、会場探しが難航した結果、大きめの会場となっているため、70名以上の参加がないと赤字になってしまいます。フェライン側で40名の参加をお願いしたいと思います。
 会員の皆さん、何とか都合をつけて頂き、参加して頂けませんでしょうか?また、ご友人、ご親戚の方をお誘いして頂けませんでしょうか?どうぞ、よろしくお願い致します。
② 事前予約のお願いです。通常例会と異なり、当日、会場は、会員以外のお客様も含め混雑が予想されます。受付は、署名を省略してスムーズに行いたいと思います。どうか、チケットを事前予約して下さい。代金は、フェライン口座に振り込む(2月16日まで)か当日、受付で精算です。
③ パーティーの事前予約のお願いです。コンサート例会後のパーティーはレストランの都合で、前日までの人数確定が必要です。(クリスチャンセンター例会のデリ・フランスのような融通は効きません。)チケット予約と併せて、申し込みをして下さい。代金は、当日、受付でお願いします。 

 


例会後は恒例の懇親会へのご参加をお待ちしております。
パーティー会場:シャッターズ代官山店(TEL:03-3461-3371)お一人:\4,000円 連絡先:高橋090-4661-7525 takat.3@icloud.com 

 

 

 ●今後の例会のご案内(会場記載のないものはお茶の水クリスチャンセンターです)

3月24日(土)森垣桂一氏

4月21日(土)田辺秀樹氏

5月・6月 久元祐子氏ピアノリサイタルまたは高橋徹副会長

7月14日(土)加藤浩子氏

9月 8日 (日)上野優子氏ピアノリサイタル

10月     樋口隆一氏 

 

 


♪ 2018年1月例会報告(第377回)新年会 ♪

今月は恒例となった、会員参加型例会として、新年会が開催されました。会員皆さんのそれぞれのモーツァルトを、お話や演奏で表現して頂く貴重な機会です。今年で、16回目となりすっかり定着してきました。

 


  まず、澤田会長より新年のご挨拶を頂きました。昨年のトピックスや今年のテーマなどをお話頂きました。

 年頭の辞  澤田会長
 今年のフェラインのキーワードは「進化するフェライン」です。フェラインの両輪は一つは例会、二つ目は季刊モーツァルティアン、月刊レター、それにHPです。この両輪が上手く進まないとフェラインは停滞してしまいます。
 私はこの両輪のレベル・アップを目標としてきましたが、それなりの成果が出てきていると思います。今後は更なるレベルアップと進化を期待します。
 次にフェラインの国際化ですが、今月私はザルツブルクに行き、モーツァルテウムとの全体会議で当会の活動内容の発表を依頼されています。せいぜい宣伝して来たいと思います。イタリア・モーツァルト協会の皆さんとのザルツブルクでの再会も楽しみです。しかし就中、特にモーツァルテウムとの関係は益々深化させていきたいと思っています。
 最後に、フェラインの役員の若返りも大事な課題です。取り敢えず私も近い将来退任する方向で考えております。
 今年のフェラインの更なる発展を期待し、同時に会員の皆様のご協力とご理解をお願い申し上げる次第です。 以上

 


  次に、お話の部としてのトップバッターは、新入会員の今関博文さんです。
 演題は「モーツァルトと私」。今関さんは、これまでバッハやベートーヴェン、ブラームスなどを聴いてこられたようです。モーツァルトを聴くきっかけになった1曲として、K399を取り上げてCDを聴きました。バッハあるいはヘンデルの音楽のような印象にモーツァルトもこのような曲を書くんだという驚きや関心が、モーツアルトを聴くきっかけとなったようです。入会後、熱心に例会に参加されている今関さん、今後ともモーツァルトを楽しんで下さい。

 


  次に富田昌孝さんが「クラリネット五重奏曲」という演題で、お話されました。
モーツァルトはアントーン・シュタードラーという名手との出会いによって、この五重奏曲や協奏曲を作曲した事は、皆さんご存じでしょう。富田さんは、名曲である五重奏曲にスポットを当て、各楽章をクラリネットの代用として他の楽器で演奏したCDを披露してくれました。
 第一楽章は、ヴィオラと第一ヴァイオリンがソロを、第三楽章はピアノが四重奏のソロ、第四楽章は、ピアノの独奏です。
そして、最後に第二楽章をクラリネットがソロの演奏を聴くという構成です。19世紀ヨーロッパの楽譜出版の状況を踏まえながら、それでもやはりこの曲はクラリネットが一番ぴったりするという事を実感できる素晴らしいお話でした。

 


  次に登場されたのは、新入会員の塩津巌さんです。
 演題は「自己紹介+α」。子供の頃の音楽の授業における思い出話に始まり、仕事に就いて職場における音楽指向、演歌からクラシックへと変遷していった様子をユーモアたっぷりに語って頂きました。時間の都合で急がせてしまった事、この紙面を借りてお詫びします。

 


  続いて同じく、新入会員の堀尾藍さんです。
 演題は、「モーツァルトと私」。堀尾さんは、ザンビアの基礎教育についての研究がご専門で、国際交流基金を経て現在は、大学のボランティアセンターのコーディネーターとして活躍されています。
モーツアルトとの出会いは、海老沢敏先生の著作によって魅了されたのがきっかけで、ピアノ協奏曲第20番 ニ短調 K466がお気に入りとの事。東京シンフォニアや、オーケストラ・リベラ・クラシカの演奏会に定期的に参加し、大学では、クラシックコンサートの主催を通してそのマネージメントや大学と地域の連携に取り組んでいるそうです。
 今後は、大学でモーツアルトコンサートの開催、娘さんのピアノ教育に力を入れ、更にご自身、声楽を始めたいとの事でした。当会でも、今後の活躍を期待したいと思います。

 


  お話の部、最後は、季刊誌「モーツァルティアン」編集長の山崎博康さんです。
 「季刊誌第100号の編集後記~辻邦生~」という演題でお話頂きました。山崎編集長によりますと、第100号は将来、訪れるであろう、記念の機会、例えば、生誕300年(2056年)、フェライン例会第400回(2020年2月)などに際して、タイプカプセルのような形のメッセージとなるよう想いを込めているそうです。
また、光栄にも、ザルツブルクにあるモーツァルテウム財団の図書館「Bibliotheca Mozartiana」の蔵書に加えて頂いた事が報告されました。
また、昨年12月例会の会場、恵比寿の日仏会館で11月まで開催されていた作家、辻邦生の巡回展覧会「辻邦生-パリの隠者」の事を知り、書斎の写真からモーツアルトの肖像画(ランゲ作)を発見。辻邦生とモーツアルトの関係に興味を抱かれたようです。
最後に、辻邦生全集19「音楽」からの文章を紹介しましょう。「モーツアルトの奇跡は、<地上に在る>という一回きりの掛け替えのない機会をいかに心から愛し、いつくしんだかの証・・・。・・・音楽家として地上に生きていることを歓喜をもって抱きしめていたのである。」

 

 

  休憩を挟んで、演奏の部に移り、

 最初に登場したのは、大野康夫さんでした。
 「ギターで弾くモーツアルト」と題した演奏は、近年シリーズ化しており、会員の皆さんにもおなじみです。今年は、ヴァイオリンソナタ第一番からメヌエット ハ長調 K6。次に、ギターのモーツアルトと呼ばれるフェルディナンド・ソルの第一ソナタ第三楽章からメヌエット ハ長調、3曲目はロンドン楽譜帳からメヌエット ト長調 K15Cです。(モーツアルト作品のギター編曲はギタリストの岩見谷洋志氏) 
 年々上達された大野さんの演奏を聴くと、ギターの音色によって、モーツアルト幼少期の愛らしい旋律が際立つ感じがしました。

 


  続いて登場は、多分、フェライン例会史上最年少であろう、堀尾葵さんです。
ピアノの独奏でK2のメヌエットを弾いてくれました。葵さんは、お話の部に出演された、堀尾藍さんの娘さん。ピアノを習っていますが、普段弾いていないこの曲を、今回のために短い期間で大変な練習を積んで来てくれました。
 慌てる事なく、最後までしっかりと演奏してくれて、終了後は、会場の皆さんに丁寧にお辞儀。大拍手でした。葵さんも楽しかったかな?

 


  3番目は、松永洋一さんが登場。(伴奏:中村麻耶さん)
 歌劇「魔笛」よりザラストロのアリア「この神聖な殿堂には」を歌って頂きました。更に、歌劇「ドン・ジョヴァンニ」より、ドン・ジョヴァンニのセレナード「窓辺においで」、3曲目は、歌劇「魔笛」のパパゲーノのアリア「恋人か女房か」と続きました。
 松永さんも年々上達されており、今年は、楽譜を見たあとに、会場の皆さんの方に視線を向けて訴えかけるような場面もあり表現力が素晴らしいと思いました。

 


  次の出演されたのは、笠島三枝子さん、田中進さん、真部淳さんのお三方。

 最初は、田中さんの、歌劇「フィガロの結婚」からフィガロのアリア「もう飛ぶまいぞこの蝶々」です。
 未だ衰えを知らない田中さんの歌声は、ケルビーノをからかうはつらつとしたフィガロそのものです。

 


 次は、フェラインの歌姫、笠島さんが登場。今年は、同じく歌劇「フィガロの結婚」から伯爵夫人のアリア「楽しい思い出はどこへ」に挑戦。この大アリアを伴奏の真部さんの適切なサポートを受けて歌い切り、会場は「ブラーヴァ!」の嵐に。大変な盛り上がりです。

 


 3曲目は、笠島さん、田中さんによる、歌劇「ドン・ジョヴァンニ」のドン・ジョヴァンニとツェルリーナの二重唱「お手をどうぞ」で締めくくりました。いつも素敵な歌声で楽しませて頂き、つい来年は何かな?と期待してしまうのは、私だけではないでしょう。

 


  最後に登場したのは、先ほどまで伴奏していた真部さん。
ピアノとお話で、「モーツアルト:調性選択の秘密」と題して始まりました。実は、真部さん、同じタイトルで季刊誌第100号に寄稿していたのでした。クラシック音楽のおける各調性の性格は、キリスト教の伝統の中で、位置づけられ、ヘルマン・ベックによって、理論付けされたようです。
そして、ここからは、各調性の意味を抜粋して、ピアノで具体例を挙げて紹介。ワーグナーや、ベートーヴェンのおなじみの曲をピアノで軽々と演奏していく様子は、モーツアルトに限らず、クラシック全般に造詣が深い真部さんならでは。なかなかモーツアルトが出てこないのも計算通り?最後にしっかりと登場しました。時間の都合で不十分であったならごめんなさい。

 


  最後は、恒例の参加者全員による「アヴェ・ヴェルム・コルプス」の合唱です。真部さんの伴奏をお願いしました。
 歌っていると、新年にふさわしいおめでたい気持ちになってきます。今回は、いつものソプラノパートの楽譜の他に、各パートが掲載された楽譜も用意しました。今後、少しずつでも各パートに分けて合唱できると良いですね。

  こうして、予定していたプログラムを無事、終える事ができました。出演して下さった皆さん、熱心に聴いて頂いた会員の皆さん、本当にありがとうございました。今年も充実した例会を皆さんとともに開催していきたいと思います。

 (文責:高橋徹) 

 

 

 

 ●例会・懇親会 写真コーナー

 今回の懇親会場は、いつもの「デリ・フランス」お茶の水店に戻り、趣旨に賛同する有志一同で、飲み会に早変わり。ビールで乾杯後、楽しく質疑・応答、懇親が行われた。 懇親会においては、皆さん元気いっぱい、話題も豊富で、楽しい賑やかなひとときを過ごすことが出来た。

 

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